【北海道 紋別】ガリンコ号IIで流氷を撮影
2020年1月10日 Update
北海道の紋別で流氷を撮影
念願だった流氷の撮影するため、2019年2月に紋別を訪れました。 数ある流氷のを観測できる場所で紋別をチョイスしたのはドリルで流氷を粉砕して進むガリンコ 号IIに乗って流氷を見たかったから。
流氷観光砕氷船ガリンコ 号IIとは?
動画のようにドリルで流氷を粉砕して進んでいく流氷観光砕氷船です。 「ネジを廻すと前に進む」というアルキメデスのねじの原理を利用した「アルキメディアン・スクリュー」と呼ばれる男のロマン溢れるドリルを船体前部に2つ装備しており、流氷を砕氷して航行します。
ちなみに現在の船は2代目のガリンコ号IIで初代のガリンコ号は、乗船場の近くの陸上で展示され余生を送っています。
初代ガリンコ号
ガリンコ号IIの予約方法と料金
ガリンコ 号IIは冬季は完全予約制で、前日までの予約が必要です。
予約状況は下記公式サイトから確認できますが、予約申し込みは電話のみです。
料金は大人3,000円、子供1500円です。※流氷がない場合は少し安くなるようです。
予約について|オホーツク・ガリンコタワー株式会社(公式ホームページ)
必ず流氷に出逢える訳ではないので注意
乗船したとしても流氷帯までたどり着けるかどうかは気象条件等による流氷の位置次第なので、流氷に出逢えるよう幸運を祈りましょう。
ガリンコ 号IIの冬期運行期間(2020年)
2020年1月10日〜3月31日。
一般的には2月上旬〜3月上旬が見頃とされていますが、その年の気象条件によって変化します。
北海道外から紋別へのアクセス
行ってわかったことですが、羽田以外の北海道外から紋別へ行くのはは思いのほか大変で、新千歳から高速バス利用で6時間程度かかりますので、丸1日は移動で潰れると考えた方が無難です。
私の場合、紋別のホテルにチェックインできたのは23時頃でした。
そもそも紋別ってどの辺?
紋別市は北海道のオホーツク海沿岸のほぼ中央に位置しています。
オホーツク紋別空港経由で紋別へアクセス
このルートが一番移動時間が短くて済みますが、羽田発着便が一日一往復のみ。
競合も少ない路線なので割引も少ないです。羽田を利用する人でお金が掛かってもいいから移動時間をとにかく短くしたい人向け。
発着便のご案内(運航状況) - オホーツク紋別空港のホームページ
旭川空港経由で紋別へ
羽田と名古屋便があります。羽田便はそこそこ本数があります。 就航会社はJALとAirDo/ANA、国内線のLCCは運行していません。 紋別へは高速バスで3時間程度です。 旭山動物園もセットで行きたい人にはおすすめです。
新千歳空港経由で紋別へ
羽田以外もしくはLCCを使いたい方は新千歳空港から札幌に出て高速バスがオススメです。
一番時間がかかりますが(札幌から6時間程度)、一番費用を抑えることができます。
宿泊について
紋別市内にはホテルが何件かありますが、ハイシーズンは混雑が予想されるので早めの予約をオススメします。
しっかりした防寒対策を!!
真冬の紋別は-10℃を下回ることがあるぐらい寒いのでしっかりした防寒対策が必要です。
特にガリンコ号乗船中は海上でまともに風を受ける為、体感温度は一層下がります。せっかく流氷帯まで行ったのに寒くて外にいられないでは勿体なさすぎますね!
そして-10℃ともなると金属が物凄く冷たくなります。特に熱伝導率の高いアルミでできた三脚などは素手で持つのが厳しいレベルになるので手袋は必須です。
キャリーバッグの使用は注意
北海道に限らず雪国では、歩道に雪が積もっていたり、踏み固められて凍って凸凹になったりとキャリーバッグでは特に歩きにくいので、車道を歩くケースが多いです。
両手がフリーになるバックパックや、いざという時に背負うことのできるスイッチバックをオススメしますが、キャリーバッグをご使用になる場合には、ホテルやコインロッカーへ預けて観光することをオススメします。
ギャラリー
出航するガリンコ号II
寒いのが苦手な方はキャビンから鑑賞することもできます。
いよいよ出航します。
海に突き出るように建てられたオホーツクタワー。
地上3階地下1階の観光展望台で、地下部分にも窓が付いていて、海水面下の様子を窓越しに見ることができます。しかし、やはり海水はプランクトンで濁っていたり、窓もいろいろ生物が付着していますので、水族館のような眺望ではありません(笑)
ちなみに、ガリンコ号とオホーツクタワーのセットの入場券を買うと別々に買うよりも300円お得です。
ガリンコ 号IIのアルキメディアン・スクリュー
船尾から航跡を撮影するとガリンコ 号が流氷を突き抜けてきたことがよくわかります。
海鳥(カモメ?)がランデブーしてました。
まとめ
真冬の紋別はとても厳しい寒さですが、そこで出逢える景色は寒さを耐えてでも見たいほど美しい景色でした。