OSMO POCKETのレビュー:撮影機能編
今回はOSMO POCKETの撮影機能をGoPro Hero7 Blackとの比較を交え、レビューしたいと思います。
シンプルな操作体系
OSMO POCKETは非常にシンプルで、録画ボタンとファンクションキーの2つの物理ボタンとタッチパネルで簡単に操作することができます。 タッチパネルの反応は非常に軽快でストレスのない操作をすることができますし、メニューの構造もわかりやすいです。タッチパネルについてはGoPro Hero7 Blackよりも断然使いやすいです。
マニュアル設定はスマホとの接続が必要。
OSMO PCKET単体では解像度設定やジンバルの動作等簡単な設定項目しかありません。ホワイトバランスの設定やマニュアル露出をしたい場合には無料の専用スマホアプリDJI MIMOに接続する必要があります。
動画の解像度は4KかフルHDのみ
私は4Kは容量が大きく扱いにくい場合も多いため、ここぞという場合以外では、GoProでは2.7Kで撮影することが多いのですがOSMO POCKETでは4KかフルHDしか選択することができません。解像度の選択肢についてはHero7 Blackに軍配があがります。
デフォルトでスマホとの接続は有線のみ
DJI MIMOには本体にBluetoothやWiFiが搭載されていないため、スマホと接続するには本体のユニバーサルポートに付属のLightningもしくはUSB-Cのアタッチメントを取り付けてスマホに直付けする必要があります。 ※オプションでワイヤレスアダプタを取り付けることが可能 個人的にはWiFIまわりの余計な設定もいらず、消費電力的にも有利ですし、何よりスマホに差しただけで簡単に認識し、写真や動画データの転送も素早いので気に入ってます。 GoProやOSMO MOBILEを使っていていつも思っていたのが、接続する度にWiFiを繋ぐのが結構面倒だし、スマホがスリープし復帰する際に別のWiFIに接続したりして接続の維持が面倒ということがありました。 スマホに取り込む場合にWiFIはあまり早くないので、段々出先で取り込むのは億劫になってきて、自宅に帰ってからSDカードからPCに取り込むようになってきましたが、有線だとその場でかなり素早く取り込むことができます。
ジンバルの動作はさすが
民生用ドローンで培ったジンバルの技術は素晴らしいの一言。 チルト方向を固定し、フォローするスピードを低速にすることができるので気を遣わずにパンしてぬるぬるした映像を撮影することができます。
静止画の夜間撮影や長時間露光に強い
OSMO MOBILEでは重量と重心の高さから腕が疲れてしまって体勢を維持することが困難で、長時間露光をする場合には三脚が欲しくなりましたが、OSMO POCKETは小型軽量なので数秒程度のシャッタースピードは手持ちで楽勝です。
上の写真はNDフィルタが届いていなかったので2秒程度までしかシャッターをあけていませんが、その程度であれば全くぶれのない写真をとることができます。
手持ちで簡単に長時間露光を撮影することができるのがOSMO POCKET最大のメリットではないかと自分は思っています。
センサーが大きくないので高感度撮影に強いわけではありませんが、手持ちで長時間シャッターを明けても全くぶれません。高感度耐性を上げるのではなく、露光時間を簡単に増やせることによって暗所での静止画に強いカメラに仕上がっていると感じます。
動画の暗所撮影はそれなり
先述した通り、高感度に強いわけではないので動画の暗所撮影はそれなりです。それでもHero7 BlackよりはOSMO POCKETのほうが暗所に強い印象ですが後日比較動画を撮影してみたいとおもいます。
【国内正規品】DJI ディージェイアイ OSMO Pocket(JAPAN)
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まとめ
今回は基本的な撮影機能についてレビューしました。 次回は手ぶれ補正の比較をレビューしたいと思います。